画像検索のピンタレストがIPO申請、4月株式公開へ

サービス開始から間もなく10年になる画像検索エンジンのPinterest(ピンタレスト)は4月に予定している新規株式公開(IPO)のための書類S-1を提出した。

2017年に評価額123億ドルだったPinterestは今年のIPOに向けて2カ月前に初の動きをとった。それはニューヨーク証券取引所での株式公開のための主幹事としてゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースを起用するというものだ。そして今、Pinterestは財務状況の詳細を明らかにしている。

サンフランシスコ拠点で、相場表示機にはPINSと表示されることになるであろうPinterestの2018年の売上高は、2017年の4億7280万ドルからアップして7億5590万ドルだった。月間アクティブユーザー数は昨年末には2億6500万となり、2016年初めのおおよそ2倍だ。一方で、純損失は2017年の1億3000万ドルから昨年は6290万ドルに縮小した。

累計でPinterestは2016年以来、15億2500万ドルの売上高を計上した。

そしてPinterestはこれまでアーリーステージ、レイトステージ両方に名を連ねているベンチャーキャピタルから累計売上高とほぼ同じ15億ドルほどを調達してきた。Pinterestの主要株主としてはBessemer Venture Partners、FirstMark Capital、Andreessen Horowitz、Fidelity and Valiant Capital Partnersが含まれるが、今回公開された書類ではこれらがどのくらいの割合の株式を保有しているのかは示されていない。

Pinterestの月間アクティブユーザーは2億5000万超で、2018年の広告収入は7億ドルとなり、これは前年比50%増だった。Pinterestはシカゴ、ロンドン、パリ、サンパウロ、ベルリン、東京など13都市で1600人を雇用している。申請書類によると、Pinterestはサンフランシスコにある現在の本部にほど近いところに設けられる新本部のためのリース契約を結んだ。

Pinterestの2018年12月31日までの1年間のグローバルの1ユーザーあたりの平均売上高(ARPU)は3ドル14セントで、これは前年から25%のアップとなった。米国のARPUは9ドル4セントで、前年比47%増だった。

Pinterestは2010年にうわさのソーシャルメディア、インスピレーションを得られるような画像シェアリングのためのモバイルアプリとして出現した。共同創業者でCEOのBen Silbermann氏のリーダーシップのもと、プラットフォームを儲かるものにしようと拡大を続けてきた。昨秋、ユーザーの多くを買い物客に変えようと(Instagramと競合している)、Pinterestはプロダクトピンのインフラを再設計した。このアップデートではすべてのプロダクトピンの最新の価格や在庫状況がアプリに表示されるようになり、また小売側と直接リンクし、そしてファッションやインテリアのピンの下に「こんなプロダクト」カテゴリーが新たに表示されるようになった。

PinterestのIPO書類提出は、別のテックユニコーンZoomが同じくIPO申請した数時間後のことだった。数週間にもわたる米国政府機関の閉鎖でIPO申請に遅れがでていたにもかかわらず、今年はすでにいくつかの10億ドル規模のテック企業がIPO申請した。Pinterestのわずか3週間前にはLyftが申請した。Lyftの2018年の損失は10億ドル近くだった。UberとSlackも間もなくIPO申請すると見込まれている。

The Informationは以前、Pinterestがソーシャルメディア事業であるがゆえに、ユーザープライバシーで繰り返し懸念を巻き起こしてきたFacebookやTwitterなどと頻繁に比較され、これによりPinterestの株式公開は苦戦するかもしれないと報じていた。しかし、UberやLyftによって誇大に宣伝された2019年IPOの恩恵を受けるかもしれない。

Pinterestに対するウォール・ストリートの需要がどれくらいあるのか、数週間すればみえてくるだろう。想定以上の申し込みがあったLyftのIPOのようであれば、全く問題はないだろう。

この記事はアップデートされた。

イメージクレジット: SOPA Images / Contributor / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi)

Source: TechCrunch Japan
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