ビットコインが分裂する仕組み|現役エンジニアが

ビットコインが分裂する仕組み|短編 現役エンジニアが解説

目次

1、なぜコインは分裂するのか?

2、分裂とは?

3、なぜ分裂するのか?

4、ブロックのサイズ上限を拡大させたビットコインキャッシュの誕生

5、分裂することの意味

6、リプレイプロテクションが実装されていない分裂したコインは危険!

7、ビットコインゴールドとは?

8、結論

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1、なぜコインは分裂するのか?

ビットコインはこれまでビットコインキャッシュやビットコインゴールドといった形で分裂を行ってきました。

みなさんの中でも、ビットコインが分裂することによってコインが増えたと喜んでいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、なぜ分裂したかをはっきり理解している方はまだまだ少ないと思います。

この章ではコインが分裂する仕組みを解説します。

2、分裂とは?

なぜビットコインは分裂したのでしょうか。

みなさんはハードフォークという言葉をお聞きになったことがあるのではないでしょうか。

フォークとは、食器のフォークのように文字通り分裂してしまうことをさしています。

3、なぜ分裂するのか?

ビットコインにはまだまだ課題が多くあります。

例を挙げますと、その課題の一つとして、ビットコインのブロックチェーンには1ブロックのサイズが1MBという上限があります。

これはもともとビットコインが作られた段階で設けられていた仕組みなのですが、最近のビットコインの普及による取引の増大から、取引の決済に大幅に時間がかかり、手数料も約2000円かかるといった事態になってしまっています。

これがビットコインキャッシュを産んだ大きな理由となります。

4、ブロックのサイズ上限を拡大させたビットコインキャッシュの誕生

実はビットコインの改善はエンジニアたちが継続して行なっています。

ここで、ビットコインの1ブロックの上限を8MBまで引き上げようという派閥と、セキュリティ上好ましくないから、このままの方で処理速度をあげた方が良いという派閥で意見が分かれています。

ジーハン派・・・ビットコインの1ブロックの上限を8MBまで引き上げよう

segwit派・・・1ブロックの上限引き上げるのは、セキュリティ上好ましくないから、ブロックに入れるトランザクションのサイズを小さくした方が良い(ブロックチェーンのブロックにはトランザクションが入るようになっているが、このトランザクションのサイズをもっと圧縮するという意見)

結果、本来のビットコインはsegwitを行い処理速度をあげることにしました。

しかし、ジーハン派は「もっと送金速度の早い、手数料の安いコインを作る!」といって引き下がらず、コインのバージョンアップを行いました。

そしてこのバージョンアップが実施され、ここで誕生したのががビットコインキャッシュなのです。

ビットコインキャッシュは、それまで、ビットコインのブロックチェーンから分岐して作られました。

これがいわゆるハードフォークです。

5、分裂することの意味

この分裂により、もともと同じブロックチェーンから分岐してビットコインキャッシュは独自のブロックチェーンとしてブロックを形成しています。

ただ、注意すべき点としてあくまで、分岐をしているので分岐するまでのブロックチェーンはビットコインのチェーンを参照しています。

その価値は分裂当初、3万円程度であったものが2017年年末現在では約15万円近くまで跳ね上がっています。

ただ、上記で述べたようにビットコインの元々のチェーンを参照しているビットコインキャッシュはビットコインと分岐したものの、繋がりは同じだと言えます。

ただ、分岐したからこれからは関係ないのでは?というと実はそうでもないのです。

ビットコインとビットコインキャッシュの存在は一枚のコインの表と裏で表現するとわかりやすいでしょう。

ただ、ウォレットはビットコインキャッシュを認識するウォレットでなければいけません。でなければ、ビットコインしか表示されない状態となります。

ですがビットコインキャッシュに対応したウォレットに送金した場合は、別々のコインをどう送金するか選ぶことができます。

ただ、分裂したコインの繋がりはそれまでのビットコインは全く関係なくなるというわけではないので、

上記で説明したビットコインとビットコインキャッシュを別物として取り扱うには、対策をしなければなりません。

それがリプレイプロテクションです。

6、リプレイプロテクションが実装されていない分裂したコインは危険!

リプレイプロテクションは本来分裂した方のコインのブロックチェーンに実装されます。

リプレイプロテクションは1枚だったコインを別々のコインと認識させる実装であるといえるわけです。

ですので、この対策がされていないと、一枚のコインにくっついているどちらかのコインが悪意のある第3者にまとめて取られてしまうのです。

これをリプレイアタックと言います。

この実装がビットコインキャッシュにされていなかった場合、もしビットコインかビットコインキャッシュを送金した場合にどちらかのコインが悪意のある第3者に取られてしまいます。

ですがご安心ください。ビットコインキャッシュにはその実装がされています。

ですが!

2017年に分裂したビットコインゴールドにはなんとその実装がされていません。

7、ビットコインゴールドとは?

2017年10月24日にビットコインから分裂したコインです。

このコインの特徴として

・GPUマイニングを簡単にする(ビットコインで採用されているASICビットコイン専用マイニングマシーンの使用を禁止した)

8、結論

世間では、ビットコインが分裂したらコインが倍になる!といったような風潮がありますが、ゴールドのようにセキュリティー対策がきちんとなされていないコインが分裂するものもあります。

コインが倍になるからという、安易な判断をせず、知識を必ず身につけてから、判断するようにしましょう。


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Source: 暗号通貨大学校bitcamp
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