Netflixが人気トップ10コンテンツを公開

Netflixは各国におけるトップ10の公開を始めた。「今日の総合TOP 10」には、国内のNetflixで配信されているすべての映画とテレビ番組の中から最も人気のあるプログラムが表示される。アプリのタブで映画とテレビ番組を切り替えれば、それぞれのトップ10も表示される。

画像:TechCrunch

Netflixによれば、トップ10はみんながどんなコンテンツを見ているかを知るためのもので、毎日更新されるという。以前に同社は人気コンテンツと人気上昇中のコンテンツを紹介していたが、ランキング順ではなかった。

トップ10に入っているテレビ番組と映画には、Netflixのどの画面でもそのことを示すバッジが付く。したがって、何を見ようかと探したり、お勧めコンテンツを眺めたりしているときでも、その中にトップ10のプログラムがあることが簡単にわかる。

Netflixがトップ10を公表するのは初めてだという。しかし同社はトップ10の機能を以前に英国やメキシコなどの市場で実験している。これに対するユーザーの反応がよかったので、世界中で公表することにしたと同社は述べている。

トップ10はNetflixのホーム画面に表示されるが、表示位置はユーザーの好みにより異なる。例えばドキュメンタリーとホラーばかり見ているユーザーの場合、トップ10が恋愛コメディやお笑いばかりだったら画面の上の方には表示されない。

トップ10には、ほかのおすすめコンテンツとは別に並べて目立たせる意図もある。またコンテンツのサムネイルだけでなく、順位を示す数字も大きく表示される。

Netflixはトップ10の公開に関し次のように説明している。「素晴らしい映画やドラマを観たときには、家族や友人にもその作品をお勧めすると思います。 このTOP 10リストが導入されることで、さらにそうしたつながりを生むとと同時に、観たい作品をより迅速かつ簡単に見つけるのに役立つことを願っています」。

Netflixがストリーミング業界の厳しい競争にプレッシャーを感じている今のタイミングで、この機能が公開された。米国でのユーザーの伸びが鈍化し、同時に権利保有者がコンテンツをNetflixから引き上げてNBCUのPeacockやAT&TのWarnerMediaが提供するHBO Maxといったストリーミングの競合に移している。Netflixはオリジナルコンテンツの製作を増やしているが、その多くはあまり上質ではないものや、低予算のバラエティ番組だ。エミー賞はまだ獲得していないし、力を入れて製作したスコセッシ監督の「アイリッシュマン」は今年のアカデミー賞で各部門にノミネートはされたものの無冠に終わった

Netflixは視聴者数を完全に公開したことはない。番組や映画が区切りとなる数字を達成したときなどにだけ公開する。例えば「The Witcher」(ウィッチャー)を7600万世帯が「意識的に見た」(2分以上見たことを指す)というような場合だ。Netflixは他社の推計も否定し、例えばニールセンの推計は実際の視聴者数より少ないなどとしている。

トップ10は実数を公表するものではないが、人気のプログラムや今後のブレイクを知ることはできる。トップ10は世界中のユーザーに対して順次公開されるため、自分の画面にはまだ表示されないかもしれない。この記事に掲載した図はNetflixが提供したサンプルで、特定の市場における現在のトップ10ではない。

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(翻訳:Kaori Koyama)

Source: TechCrunch Japan
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