フィンテックRevolutが約550億円調達、日本でのサービス立ち上げも準備

フィンテックスタートアップのRevolut(レボリュート)がシリーズDラウンドで大規模な資金調達を行った。5億ドル(約550億円)ものラウンドをTCVがリードし、バリュエーションは55億ドル(約6090億円)になった。過去数年でRevolutは計8億3600万ドル(約930億円)を調達している。

既存投資家の一部も本ラウンドに参加しているが、Revolutは名前を明らかにしなかった。既存投資家にはDST GlobalやIndex Ventures、Balderton Capital、その他多くが名を連ねる。

なじみのない人のために説明すると、Revolutは既存の銀行口座に取って代わる金融サービスを構築している。アプリからものの数分で口座を開設することができる。そしてアプリやデビットカードを使って入金や送金、支払いができる。

その上、Revolutはインハウスで、または提携を通じて構築した多くの機能を加えてきた。携帯電話の保険、旅行傷害保険申し込み、暗号通貨や株式の購入、チャリティーへの寄付、貯蓄、その他多くのことができる。

現在Revolutは1000万人超の顧客を抱える。その大半は欧州と英国だ。決済額や月間アクティブ顧客数など具体的な数字は明かさなかったが、下にいくつかの指標を挙げる。

  • ユーザー総数は2019年に169%成長
  • デイリーアクティブ顧客は2019年に380%成長
  • 売上高は2018年に354%増加
  • プレミアムサブスクリプション(Revolut PremiumとRevolut Metal)の売上高は2019年に154%増加

新たな資金で同社は既存ユーザー向けのプロダクトと売上高の改善に注力する、と話している。すべてRevolutをより使い勝手のいいものにするためだ。

特に、Revolut for Businessを使っている小売顧客や企業のための新たな貸付サービスの導入が予定されている。Revolutは英国で多くのサービスを展開しているが、他のマーケットの顧客は同様の機能を使えない。たとえばRevolutは最近、英国でsavings vaults(貯蓄口座)のサービスを開始したが、他のマーケットの顧客も将来、同様の貯蓄サブ口座を開けるようになる。

それ以外にも、Revolutはコアな機能を増やしたいと考えている。同社は2つのサブスク(PremiumとMetal)を改良し、欧州全体での銀行業務を改善する計画だ。将来、フル機能を持つ銀行口座を欧州で提供するとみられる。

Revolutでは現在2000人が働いている。「グローバル金融プラットフォームを構築するというミッションに取り組んでいる。そのプラットフォームとは、顧客が日々のお金を管理できるアプリだ。今回の資金調達は、投資家が我々のビジネスモデルに太鼓判を押したことを物語っている。今後は欧州での銀行業務展開に注力する。欧州では日々使う口座としてRevolutを活用する人が増えていて、収益化に向けて尽力する」と同社の共同創業者でCEOのNik Storonsky(ニコライ・ストロンスキー)氏はプレスリリースで述べた。

Revolutは目下、英国、欧州、シンガポール、オーストラリア(ベータ)で展開している。数カ国に進出する計画をすでに発表しているが、当面は米国と日本でのサービス立ち上げにフォーカスする。

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(翻訳:Mizoguchi

Source: TechCrunch Japan
フィンテックRevolutが約550億円調達、日本でのサービス立ち上げも準備