大人ゲーマーのためのeスポーツ対戦プラットフォーム「Lowkey.gg」

強いゲーマーでいることは、大人になってしまうと難しいものだ。トーナメントの日程に忙しいスケジュールを合わせるだけでも大変だが、仮に時間をつくれたとしても大好きなゲームを競技としてプレイしている大人を見つけるのは容易ではない。

そこでLowkey.ggの(ローキー・ジージー)出番だ。Lowkey.ggは大人ゲーマーのためのトーナメントプラットフォームで、企業がバスケットボールやソフトボールチームを作るのと同じようにeスポーツのチームを作るのを支援することに特化している会社だ。

そのための大きな壁は、大人のゲーマーが仲間を探すのが驚くほど難しいことだ。ビデオゲームの仲間を公開の場で探す人はめったにいない。18歳以上の競技ゲーマーを見つけるには相当の努力が必要だ。Lowkeyの願いは、大人のゲーマーたちを結びつけて彼らのゲーム経験を最大限に引き出すことだ。Lowkeyでプレイするためには年齢が18歳以上で、定職についている必要がある。

個人ゲーマーとして登録するには39ドルと月額利用料13ドルが必要で、自動的にどこかのチームに割り当てられる。Lowkeyは、プレイヤーの位置情報、出身校、その他の情報(Lowkeyプロフィールとしても公開される)を利用して、似たような志向のプレイヤー同士でチームをつくる。この透明性によってチームメイトとの不協和音を減らせるという。プレイヤーはリアル世界でチームをつくって参加することも可能で、編成済みのチームとして登録する場合には月額195ドルかかる。

現時点までにLowkeyは、Google(グーグル)、Apple(アップル)、Robinhood(ロビンフッド)、およびTwitch(ツイッチ)のチーム登録を受け付けている。Lowkeyとして最初のゲームはリーグ・オブ・レジェンドで、シーズン1は1月13日にスタートする。

1シーズンは最低8回戦まであり、プレイヤーは週に1回、1時間プレイするようにスケジュールされる。LowkeyはDiscordという比較的洗練されたチャットボットもつくっていて、ユーザーはチェックインして準備完了を報告すると自動的に両チームをチャットさせて試合の予定を組ませる。

多くのスタートアップと同じく、Lowkeyはピポットの結果生まれた。当初の会社名はCamelot(キャメロット)だった。2017年3月、CamelotはY Combinatorを出て、YouTubeとTwitchの視聴者向けにサービスを開始した。ユーザーはバウンティを払って、お気に入りのユーチューバーがピストルだけを使ってゲームをプレイするのを見たり、自分でスケートボードに乗ったままゲームをプレイすることができる。

しかし、大きな問題が2つあった。共同創業者のJesse Zhang(ジェシー・チャン)氏によると、プラットフォームの上にプラットフォームを作ることは維持可能なサービスではなかった。特に驚くほど不安定で宣伝過剰なプラットフォームではなかった。

「時には過剰な宣伝が市場サイズとマッチしないこともあり、ゲームのストリーミングはその一例だと感じている」とチャン氏は言う。「人気のゲーマーを一定数集めて、我々のサービスがほぼ完璧に動いていても、本格的ビジネスにできるような規模にはならなかった」。

Twitchを通じて視聴者からストリーマーへ流れるお金は、ほぼ常に利他的行為と感情に基づいている。自分の5ドルの寄付やサブスクリプションギフトに対して、お気に入りのストリーマーがありがとうと言うのを聞くことは「ワクワク」する体験だ。視聴者はコンテンツに金を払っているのではない。つながりに対して払っているのだ。

そこでCamelotトはすぐに設計図を書き直し、Lowkey.ggとして違うポジションに立った。Lowkeyは資金調達をしているが、金額の公表を拒んでいる。リーグ・オブ・レジェンドのあと、同社はOverwatch、TFT、DotA、Smash Ultimateなどのタイトルを開始する予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Source: TechCrunch Japan
大人ゲーマーのためのeスポーツ対戦プラットフォーム「Lowkey.gg」