公道を走るCybertrucの投稿動画から浮かび上がる疑問

ロサンゼルスを走りまわる「Tesla Cybertruck」(テスラ・サイバートラック)のビデオが投稿された。イーロン・マスク氏が運転しているとも言われるが、実際に彼がこのビデオに映った車のハンドルを握っていたかどうかの確認は取れていない。それでも、このビデオから、いろいろわかることもある。

1つには、まだミラーがないこと。米国の法令では、乗用車には室内と運転席側の側面にミラーが必要とされている。このビデオのCybertruckには運転席側にミラーがない。

Cybertruckを発表したとき、マスク氏は後方の視界を確保するためにビデオカメラを使っていると語っていた。それは、他の自動車メーカーもやろうとしていること。キャデラックは、すでに何年も前からやっているし、実用化されている。

だとしても、運転席側にミラーがないのは大きな問題だ。発表会でお披露目された車にもミラーはなかったが、このビデオに映った車にもない。サイドミラーの代わりにカメラで撮影した映像を使う可能性もあるが、そうした発表はなされていない。Audi(アウディ)など、他の自動車メーカーは、ヨーロッパではカメラを使い始めているが、米国仕様では物理的なミラーが不可欠となっている。

2つ目は、車体のロールが激しいこと。このビデオでは、ドライバーは大きく左折して通りに出ている。その際、Cyber​​truckの車体はかなり大きく右に傾いているように見える。ちょっとやそっとではない。

Cybertruckも、他のすべてのテスラ車と同様、底部にバッテリーを搭載している。そうすることで、大きな重量物を底部に集中させ、重心を低くして、車に安定感を与えることができる。Tesla Model Xの場合、これによって、側面から衝突されても、横転を防ぐ素晴らしい効果が得られている。

Cybertruckは、認可されているより広いトレッド幅なのに、車体のロールは大きい。発表会で公開されたCybertruckのタイヤは、明らかにフェンダーから飛び出していた。米国の法規では、タイヤはフェンダーで覆う必要がある。従ってこれも違反状態だ。テスラは、最終バージョンでは、これを補正してくると考えられる。これまでは、ステージ上での見栄えを良くするためとテスト中の安定性を確保するために、こうなっていると考えられていた。この最新のビデオでは、まだCybertruckのタイヤはフェンダーから突き出している。現状で、どの程度タイヤがはみ出しているかは分からないが、路上のカラーコーンを蹴散らして行ったところを見ると、それなりに飛び出ているようだ。もしCybertruckのトレッド幅が狭められたら、車体のロールはさらに大きくなるのではないだろうか?

そして、ドライバーは赤信号を無視して行ってしまった。Cybertruckは、交通信号などない未来の世界の乗り物なのだから、それも当然だろう。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

Source: TechCrunch Japan
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